新たな年に向けて2019年の初ブログ

久々の、本当に久々のブログです。

一昨年ぐらいから、ネットで書くことが少なくなり、
去年は全く書かなくなってしまいました。

フェイスブックもツイッターとの連携が切れたのを
知らないほど、全く見なくなってしまったのも、なんだか
ネットから消えたい気分だったからかもしれません。

ツイッターだけ、時々つぶやくぐらい。

でも、そのお陰で、自分だけの日記を書いたり、
本を読めるようになりました。

ようやくエネルギーが満ちてきた気がする年明け。

気持ちも新たに、地上での活動を再開。
ということで、昨年から、地下活動してきた新たなことを、
今年は本腰入れて行おうと思います。

なんてたってAction Inc.20周年の年ですから。

その1  配給活動の再開
2015年に10周年の「ラテン!ラテン!ラテン!」特集を
して、2016年の「映画よ、さようなら」で、一旦、お休みを
していました。「エルネスト」の台本翻訳からロケハンや撮影での
通訳、仕上げまで関わるために、ちょっと休憩、という感じで。

これも独りだからこそできたことで、社員がいたらムリでした。

2017年に2年のブランクを経て、ブエノスアイレスで開催される
Ventana Surに参加して見つけた1本を今年の夏に配給する予定です。

邦題は、まだ決まっていませんが、原題はGet The Weed
(直訳すると「マリファナをゲットせよ」)
ウルグアイ映画です。世界で初めてマリファナを解禁したのは、
あの世界で一番貧しいムヒカ大統領。1グラム1ドルで薬局で売る、
と宣言してみたものの、実は、ウルグアイに、それほどマリファナが
なかったので、大統領の秘密の指令で米国にマリファナを調達しにいく、という
あほあほパワー満載のフィクションです。

予告編(英語・スペイン語)

詳細が決まり次第、ここでお知らせすることにします。
今回は共同配給。これも「エルネスト」の撮影現場での出会いから
始まりました。詳しくは、おいおい、書いていきます。

その2  邦画を海外に!
という想いをもってから早や5年はたちました。
サンセバスチャン映画祭のパネルディスカッションで
宣言したのはいいけれど、全く目処はつかず。
でも、昨年、縁あって1本の作品に関わることに。
これも、情報解禁日が決まってから詳しく書くことにします。

この出会いも昨年の独立映画鍋でのトークがきっかけでした。

その3  他社のための作品探しから交渉、契約締結窓口
自社だけでは年に1本か2本できれば良いほうですが、
日本では、たくさんの良質な作品が未公開はもとより、
DVDでも出ていないので、そこを何とかできれば、と
いう思いから、行動し始めました。

皆が新作に集中するために、残ってしまう作品を
劇場公開またはDVDで出せればいいなあ、と思ったので。

それには適正な(高くない)最低保証額(MG)を交渉する
ことが必要なので、双方が納得できるよう契約締結まで
窓口もつとめています。

その4  独立系作品の国際セールス
これも、莫大な数があるのですが、日本と同じく低予算でも
プロが集まって作っている良質な作品を少しでも外にだせれば、と。
これも昨年、初めてAFM(アメリカン・フィルム・マーケット)という
独立映画で米国最大のマーケットで知り合った米国監督の旧作を
ラテンアメリカとアジアのVOD向けにセールスしています。
タイトルは「Actor for Hire」ハリウッドを皮肉ったコメディです。

その5  未来へのプラットフォーム作り
これは、まだまだ構想段階ですが、昨年、クラウドファンディングではなく
業界内の資金調達サイトがスペインにできました。

INCOPRODUCTION.COM

立ち上げた女性社長から連絡が来て、時々Skypeで話しながら、国際共同制作のハードルを
どうしたら下げることができるか話し合っています。
資金がなくても企画で挑戦できて、企画を探す人々が興味あるものを自由に探せて
気軽に質問できたりコミュニケーションがとれるようなもの。

日本に関しては言葉の問題が一番かもしれませんが、上記のサイトは英語かスペイン語で
プロフィールを出してOKが出れば、誰でも企画を出せます。(プリプロからポスプロまで)

こうして書いてみると、全て映画のことになってしまいましたが、
いろいろアイデアがわいてくるのが映画のことばかりなので。

今年は、できることは全てやるぜ!と、久々に力が沸いています。