キューバ映画祭2006 CUBA FILM FESTIVAL
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FILMS
OPENINGプレミア上映
監督・脚本:トマス・グティエレス・アレア 共同脚本:エドムンド・デスノエス
原作:エドムンド・デスノエス 撮影:ラモン・スアレス 音楽:レオ・ブロウワー
出演:セルヒオ・コリエリ、デイジー・グラナドス、エスリンダ・ヌニェス他
1968/キューバ/DV/モノクロ/104min
1961年、煩わしい妻や家族らが出国するなか、「これで小説が書ける」と、ひとりハバナに留まる決意をした資産家セルヒオ。経済的にも精神的にも「低開発」だとキューバを傍観していた彼は、社会と人々が変化していく中で、すがるように人生の記憶を辿りはじめる。ピッグス湾からミサイル危機までの社会背景を映し出す、貴重なドキュメンタリー映像も織り込まれた、キューバ不朽の名作。2007年ユーロスペースにて公開
CLOSINGプレミア上映
監督:オリバー・ストーン 
撮影監督:ロドリゴ・プリエト、カルロス・マルコビッチ
編集:アレックス・マルケス、エリサ・ボノーラ 
作曲:アルベルト・イグレシアス
出演:フィデル・カストロ、オリバー・ストーン
2003/アメリカ=スペイン/35mm/カラー/100min
ハリウッド屈指の社会派監督オリバー・ストーン監督と“社会主義国唯一の成功者”カストロ議長との1対1の真剣勝負。ケネディ大統領暗殺やミサイル危機などから私生活に及ぶまで、包み隠さず曝け出しCOMANDANTE(司令官)であり続けるカストロ議長の本当の姿に迫るドキュメンタリー。2003年ベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品ほか 2007年ユーロスペースにて公開
監督:トマス・グティエレス・アレア 共同監督:ファン・カルロス・タビオ 原作・脚本:セネル・パス 撮影:マリオ・ガルシア・ホヤ 音楽:ホセ・マリア・ビティエル 出演:ホルヘ・ペルゴリア、ウラジミール・クルス、ミルタ・イバラ他
1993/キューバ=スペイン=メキシコ/35mm/カラー/110min
監督・脚本:トマス・グティエレス・アレア 共同脚本:アントニオ・ベニテス・ロホ、コンスタンテ・ディエゴ、マリア・エウヘニア・アヤ 撮影:マリオ・ガルシア・ホヤ他 音楽:レオ・ブローウェル 出演:エンリケ・サンティエステバン、アナ・ビーニャ、レイナルド・ミラバジェス他
1978/キューバ/35mm/カラー/112min
監督・脚本:ファン・カルロス・タビオ 共同脚本:アルトゥーロ・アランゴ、セネル・パス 原作:アルトゥーロ・アランゴ 撮影:ハンス・パーマン 音楽:ホセ・マリア・ビティエール 出演:ウラジミール・クルス、タイミ・アルバリーニョ、ホルヘ・ペルゴリア他
2000/キューバ=スペイン=フランス=メキシコ/35mm/カラー/106min
監督:フェルナンド・ペレス 脚本:マイダ・ロイェロ 撮影:フリオ・バルデス 音楽:エディシオ・アレハンドロ 出演:ラウラ・デ・ラ・ウス、ラウル・パス、エルミニア・サンチェス他
1990/キューバ/35mm/カラー/90min
自由と芸術を愛する同性愛者のディエゴと祖国を愛する生真面目な大学生ダビド。生き方も考え方も全く異なる二人が、偶然アイスクリーム・パーラーで出会う。最初は嫌悪感を抱くダビドだったが、独自のスタイルを持つディエゴの生き方に次第に魅かれていく。しかし、周りの偏見からディエゴは苦しい立場に追いつめられ…。青年2人の友情を通して社会の矛盾を描く感動作。
資産家たちが次々に亡命していく中、革命など長続きしないとキューバに留まったオスコロ一族だったが、反革命軍の侵攻も虚しく幻想は打ち砕かれてしまう。優雅だった豪邸での生活も逼迫しはじめ、徐々に変貌していく彼らの結末とは…。革命政権下、階級意識を捨てきれなかった一族の没落していく様をブラックユーモアたっぷりに描き出した傑作。
(東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品)
とある田舎町のバス待合所。そこには様々な事情を抱えた人々が、来るあてのないバスを待ち続けている。時間ばかりが過ぎていく中、壊れたバスをみんなで修理することになり、人々の間に奇妙な連帯感が生まれはじめる。そして、それぞれの人生のひと時を分かち合うようになるが…。キューバ特有の状況の中で、人と人とのつながりを描いた心温まるファンタジー。
貧しい女学生ラリータは、アメリカ文化に憧れ留学を夢見ている。しかし、家族や恋人にも理解してもらえない上に、留学にはアメリカ国籍を持つ保証人が必要だと言う。そこで、「老人と海」に魅了され、時折垣間みる姿でしか知らない隣人ヘミングウェイに助けを求めようとするが…。革命前の社会情勢を背景にひとりの少女の心模様を描いた青春物語。
監督:フェルナンド・ペレス 撮影監督:ラウル・ペレス・ウレタ 編集:フリア・イップ 音楽:エデシオ・アレハンドロ、エルネスト・シスネロス
2003/キューバ=スペイン/35mm/カラー/84min
監督・脚本:ウンベルト・ソラス 共同脚本:フリオ・ガルシア・エスピノーサ、ネルソン・ロドリゲス 撮影:ホルヘ・エレーラ 音楽:レオ・ブローウェル 出演:ラケル・レブエルタ、エスリンダ・ヌニェス、アデーラ・レグラ他
1968/キューバ/35mm/モノクロ/160min
監督・脚本:ローランド・ディアス 共同脚本:エリセオ・アルベルト・ディエゴ 撮影:ギジェルモ・センテノ 音楽:ホセ・マリア・ビティエル 出演:サムエル・クラクストン、イレーラ・ブラーボ、マリオ・バルマセダ他
1985/キューバ/35mm/カラー/96min
ダウン症の少年フランシスキートとその家族、ピーナッツ売りの老女アマンダなど、無名の人々が織りなすハバナの1日。かけがえのない日常を大切にしながら、夢と現実を抱えて生きる人々の姿と内なるドラマを映像と街の音、そして音楽だけで紡いだ、愛すべき街「ハバナの物語」。
スペインからの独立で揺れる1895年、愛しい人に裏切られてしまうルシア。アメリカの支配が強まる1932年、恋人と革命運動に身を投じるルシア。キューバ革命後の1960年、農村で夫と懸命に働くルシア。3つの激動の時代に生きたルシアという3人の女性の愛と挫折、そして新しい人生への旅立ちをそれぞれに綴ったオムニバス巨編。
(東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品)
優勝決定戦がもつれ込んでいるラテンアメリカ球場。これが引退試合となる球界屈指の花形選手ロペスは、レギュラーから外されてしまっていた。しかし試合終盤、一打逆転のチャンスに代打指名を言い渡される。興奮に沸く場内、2ストライク3ボールに続く人生最後の一球の行方とは…。ひとりの野球選手の生き様を見事に描いた人生ドラマ。
(東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品)
監督:フアン・パドロン 脚本:ホアキン・ラバド(キーノ) 動画:マリオ・ガルシア・モンテス
音楽:ダニエル・ロングレス 
1985〜/キューバ/35mm/カラー/29min
漫画家にしてキューバ・アニメ界の第一人者パドロン監督が、アルゼンチン・アニメ作家キーノと意気投合して実現したアニメのショート・ショート集。
(東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品)
監督・脚本:フアン・パドロン、マリオ・リバス他 撮影:アルフレード・ロドリゲス他 動画:ホセ・レイジェス、ノエル・リマ 音楽:ダニエル・ロングレス
1980〜/キューバ/35mm/カラー/56min
長期にわたって様々な監督が挑戦しているキューバ・アニメ・ミニ・ジョーク集。長編アニメ「ハバナの吸血鬼」(1985)、「ハバナの吸血鬼続編」(2004)を作ったパドロン監督。吸血鬼たちの原型がここに…。
(東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品)
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