ル・コルビジェの家のホームへとびます。

STORY

椅子のデザインで世界的に大成功をおさめたデザイナー、レオナルドは、家族とクルチェット邸に住んでいる。それは成功の証。
ある朝、ハンマーの破壊音で目覚めたレオナルドは、見知らぬ住人ビクトルが、我が家へ向けて窓を作 ろうとしていることを知る。「ちょっと光を入れたいだけ」と言う強面のビクトル。何とか話し合いで解決しようと するレオナルドだが、解決せず、騒音で気持ちは乱れ、仕事も上手くいかず、妻との間も崩壊寸前。
一方、ビクトル は、まるでスパイのごとくレオナルドの動向をチェックし、親しげに近づいてくる。怖れをなしたレオナルドは、ついに防犯用パニック・ボタンを設置するのだが...。

これは、ひとつの窓によって揺れる家族と自然を取り込み 外に向かって明け放たれたクルチェット邸の物語。
現在、国をあげて推進している若手 アルゼンチン・アーチストの作品群と共に、人に見られることによって、隠された問題が浮かび上がるという普遍的なテーマが相まって、アルゼンチン全国で15万人を動員した。