舞台はスペイン・ガリシア州、サンティアゴ・デ・コンポステラ ガリシア出身監督と俳優たちが織りなす、1日の物語。

スペイン巡礼の終点地、世界遺産でもあるサンティアゴ・デ・コンポステラ。
独自の言語と文化を持ち、キリスト教の三大聖地のひとつであるこの街を舞台に人々の食事を通して1日を描いたのは、ガリシア出身のホルヘ・コイラ監督。
日本でも公開された「スリーピング・タイト」や「ザ・ウォーター・ウォー」主演のルイス・トサルが製作・出演・音楽を担当。

コイラ監督とトサルは共にガリシア出身で、今もサンティアゴ・デ・コンポステラに拠点を置いている。高校時代に知り合った2人は、一緒に短編映画を作り続けた仲。
今回、共同制作したアルゼンチンのプロデューサー、フェルナンダ・デル・ニドも現在、ガリシア州ア・コルーニャ在住。

この3人がタッグを組み、監督の夢であった“即興”を取り入れるべく,カメラ4台でそれぞれの俳優たちが“登場人物を生きる瞬間”を捉えることに挑戦し、90時間に及ぶ素材を半年かけて編集した。