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ガエルの「失われた肌」

今日で終わりだったので、昨日、夕方の回に
思い切って行ってみました。
シネ・アミューズ改めヒューマン・トラストシネマ。
名前が変わると雰囲気も変わるのだろうか。
カフェもなくなっていたし、何だか寂しい。
で、「失われた肌」原題は「El pasado」
何が怖かったかって、ガエルの役柄が、
英語とフランス語の通訳で、ある日、
突如として、フランス語が分からなくなる。
それも、逐次通訳の仕事の途中で。
いやあ、あれは、同業者として、ドキドキしました。
突然、頭が白くなることは、あっても、
それまで理解していた外国語が全く
分からなくなるなんて・・・おそろしい・・・。
通訳の前のシーンでは、字幕をやっていたガエル。
ああ、映画の中まで仕事が追ってくる。
コカインきめながら、驚くべき早さで字幕を
入れて行く。
通訳や翻訳をやっているガエルは、
まったくリアリティなかったのだけれど、
その後、朽ち果てた部屋でどんどんボロボロに
なっていくガエルは、よかった。
私の中で、「アモーレス・ペロス」の強烈な
イメージがぬぐえないのかも。
女性たちよりも、ガエルの変わり方を身に
つまされながら観た映画でした。
ああ、しかしエクトル・バベンコ。
久々だったので期待が大きすぎた。

でも、やっぱりこっちがしっくり

というわけで、ガエルが上流階級のボクを演じる
「太陽のかけら」には、全く食指が動かず。
観た方がいたら、感想教えてくださいまし。
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