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第29回新ラテンアメリカ映画祭その1/開会式とフィト・パエス

帰って来たなら、早く更新しろ!と言われつつ、
気温30度なのに、とっても風がさわやかだった
ハバナから、さむ~い日本に身体がついて
いかないわ~、と言い訳しております。
ああ、寒い。
さて、映画祭ですが、観たかった映画が滞在中に
ほとんどかからなかったこともあって、
打ち合わせ以外は、ちょっとゆったり気味のハバナでした。
今回は、29回という中途半端な年だから、
盛り上がらないかなあ、と思っていたら、
開会式は、冷房バシバシのカール・マルクス劇場で
フィト・パエスのピアノ弾き語り!!
映像はないけどこんな感じ。
fito
ほんの2、3曲が、アンコール連続で6曲ぐらい歌ってた。
アルゼンチン・ロックだと思って、
余り期待してなかったのだけれど、ピアノの
弾き語りは、えらく良かった!!
お、もうひとつ見つけた。
音は悪いけれどピアノ弾き語りのフィト
こうして見ると、カール・マルクス劇場での演奏は
貴重だったかも。
ピアノの弾き語りの映像が中々ないからなあと
思いつつ、実は、フィト・パエスって実物のほうが
イイ男なんだ、ということが分かって、ちょっと
嬉しかったりして。
今回、実物のほうが格段にイイ男が
もうひとりいたのですが(こっちのほうが大物だけど)
それは次回のお楽しみ。
コンサートのとき、若者は立ち上がり、
高齢者は首かしげる、って感じの会場もおもしろかった。
ハバナでコンサートを開いているため、
ファンも多いのだとか。劇場の外には、
何とかして入ろうとする人だかりがしてました。
フィト・パエスといえば、セシリア・ロス
(オール・アバウト・マイ・マザー)
cecilia
の元夫。
セシリア・ロスとガエル・ガルシア・ベルナルの
ブエノスアイレスの夜」は、フィト・パエスの初監督作品。
vidas privadas
クリップ1
クリップ2
音楽に徹したほうがいいのに、と思った映画
だったけれど、案の定というか、なんというか、
このあと二人は別れた。
しかし、フィト・パエス、めげずに
今回、2本目の監督作品「De Quien es el Portaligas? 」
ひっさげてのハバナ入りでした。
予告編

どうも彼の映画は、テーマにかかわらず、
音楽先行型の映画になるみたいです。
ああ、フィト・パエスだけでこんなに長くなっちまった。
フィトのミニ・コンサートのあと、なんと、
ブライアン・デ・パルマの「Redacted」上映。
う~~ん、観てしまいましたが、最後のほうは、
アメリカ兵の苦悩のほうに傾いている感じで、
何とも割り切れぬ想いがした映画でした。
その後、23:00からHotel Nacionalで
カクテルパーティ。
各国の顔見知りと話しながらも、
出されたモヒートが余りにまずくて、
早々に退散しました。
「その1」って書いたから「その2」ぐらいまでは、
書こうと思います。