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第24回ゴヤ賞 ノミネートのスペイン映画たち

ついに、スペイン版アカデミー賞である
ゴヤ賞のノミネート作品が出そろいまいた。
いやあ、2009年はスペイン映画豊作の年、
らしいけれど、ノミネートが思い切り偏っていて、
主要な賞には、同じような作品がひっかかっている。
つまらん。
なんか「あっ!!」というような伏兵が出てきて
欲しいんだけど。各国のアカデミー賞代表作品も
ベルリンも、今いち盛り上がってない、わたし。
あ、若松孝二監督作品だけは別。
だって、タイトルが「キャタピラー
コンペで、ブイブイ言わしてほしい。
ベースとなるのは江戸川乱歩の「芋虫」
最近の賞レースには、あまり興味がない。
どんな作品があるかなあ、と思うだけ。
ゴールデングローブに「LA NANA」が出るぐらいだから、
スペイン語映画は、国際セールスのチカラ比べと化したのかも。
欧米のセラーがつけば、強い。
良い作品でも制作で全額予算をつかっちゃったら、
英語字幕もつけられないし、もちろん、宣伝なんて無理だから。
という訳で、爛々と輝く豪華なノミネート作品たちをご紹介。
う~ん、どこにも入ってないぞ、「抱擁のかけら」
そして、いいのか、「瞳の奥の秘密」
これ、アルゼンチンのアカデミー賞候補作品なんだけど。
# Mejor Película (作品賞)
* ‘Celda 211’ 「第211監房」
* ‘ Ágora’  「アゴラ
* ‘El secreto de sus ojos 「瞳の奥の秘密」
* ‘El baile de la victoria’「泥棒と踊り子」
「アゴラ」以外は、12月のスペイン映画祭で上映されましたので、
こちらでどうぞ
# Mejor Dirección (監督賞)
* Alejandro Amenábar por ‘Ágora’ 
アレハンドロ・アメナーバル 「アゴラ」
* Campanella por ‘El secreto de sus ojos’
フアン・ホセ・カンパネーリャ「瞳の奥の秘密」
* Daniel Monzón por ‘Celda 211’
ダニエル・モンソン「第211監房」
* Fernando Trueba por ‘El Baile de la victoria’
フェルナンド・トゥルエバ「泥棒と踊り子」
作品賞と監督賞が同じ作品。
あとは、脚本賞、新人監督賞、俳優賞、
外国映画賞をご紹介したいのですが、
もう、眠さの限界なので、それは、また明日にでも。
一応、予告編だけ探してみました~。
「アゴラ」レイチェル・ワイズ主演

「瞳の奥の秘密」

「第211監房」

「泥棒と踊り子」(どうもこの英語タイトルには違和感が)

上記5本に関しては、今のところ
「第211監房」と「アゴラ」が有力。
スペイン映画といったって、「瞳の奥の秘密」は、
監督も主演もアルゼンチン人、時代も舞台も
アルゼンチンというバリバリ、アルゼンチン映画。
出資がスペインだからスペイン映画として
扱っているけれど、アルゼンチンは、
この映画をアカデミー賞のアルゼンチン代表にしてる。
いい確率で最後の5本に残るかも。
(今、セミファイナル9本の中に残ってる)
カンパネーリャと言えば、誰もが知っている
(あ、ラテンアメリカでは、ね)
アルゼンチンのベテラン監督。
リカルド・ダリンも一番有名な俳優で、
何と、彼は「泥棒と踊り子」にも主演。
そして、「泥棒と踊り子」は、チリが舞台。