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ギジェルモ・デル・トロ「ホビットの冒険」降板

「ロード・オブ・ザ・リング」のトールキン原作、
The hobbit(ホビットの冒険)の映画化で、
この2年、準備にかかりきりだった
メキシコ人監督、ギジェルモ・デル・トロが
監督の降板を発表した。
脚本はピーター・ジャクソンらと共同で、続けるとのこと。
The OneRing.net
このサイトは、トールキンのファンサイトなので、
「人生の中で苦渋の選択」といっているが、
理由は、製作会社MGMの財政難でクランク・インが延期
され続けて来たこと、ユニバーサルとの契約で
映画を撮らなきゃならん、ということと、
これは、公式声明ではないけれども、
突如わいてきた映画会社からの3D撮影の
要請に切れたかも?と el Pais紙は
書いている。
Version muy original
現在の予算と撮影期間とスケジュールをみると、
これで今さら3Dなんて無理!ということらしい。
このニュースでハリウッドは大騒ぎ。
El Paisが伝えるところによると
MGMは37億ドルの債務があり、コスト削減で
撮影所の生き残りにかけているとのこと。
“El hobbit” se queda sin director

The hobbitは2部作だが、撮影は一気に行い、
2012年、2013年の12月にそれぞれ公開するとしていた。
そうなると、今年中か来年の初めにはクランクイン
しなければ難しいが、今のところメドはたっていない。
映画のために1年以上前から
家族とともにニュージーランドに
移り住んでいたデル・トロ監督にとっては、
もう、これ以上は無理!ということになったのだろう。
監督が誰になるのか、というのがハリウッドで
囁かれているが、ピーター・ジャクソンは、
当初から「むり」と言っていたらしい。
それよりもなによりも、ジェームズ・ボンド映画も
中断しているMGMの今後が気になるところ。
37億ドルの支払い期限を5度も延長して
次回の支払い期日は、7月14日。
その日までに新たな出資者を見つけるか、
新たなオーナーを見つけなければならないとか。
マスコミは、直接コメントをとろうと
デル・トロ探しを始めているらしい。
(どこでも同じだね)