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カンヌ映画祭2009 /ある視点「LOS VIAJES DEL VIENTO 」予告編

コロンビアといえば、アクションやドラッグがテーマと
思われているあなた。
この監督は、1981年生まれながら、1作目の
「Sombra del Caminante」から真摯な
映画製作を続けております。
この作品「Los Viajes del Viento」(直訳:風の旅路)も
ベルリン、ロッテルダムの奨学金を受けて、
製作された、期待の作品。
地味~そうなんですけれど、今、コロンビアや
ベネズエラでは、アクションやドンパチだけではなく、
ちゃんとした作品を作ろうとする若者が続出していて、
ちょっとワクワクです。
コロンビアでは、4月末から公開されています。
予告編

この作品は、吟遊詩人というか、ストリートで
アコーデオンを弾いていた男が、すべてを
やめよう、と元の持ち主にアコーデオンを返しに
行くロードムービー。このアコーデオンは、
一度、弾くと一生、弾き続けなければならなくなるという
悪魔のアコーデオンと言われていて、そこから
逃れるために、男はコロンビアのカリブ地方へと
旅する。そこに弟子入りしたい少年がついてきて・・・。
ガルシア=マルケスも酒の席で歌う、
バジェナートをバックに旅がすすむ・・・らしい。
この作品、カンヌに出すために、他の映画祭には
出していないので、コロンビアから来たプレスに
基づいて書いたのですが、さて、どんな仕上がりに
なっているのか。
ぜひぜひ、映画祭に入れてほしい1本。