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カンヌ国際映画祭2012のスペイン・ラテンアメリカ映画たち(1/2)

今年のオフィシャルセレクションって、全く面白みがない。
なんだか常連さんばっかりで~。
スペイン・ラテンアメリカ圏からは、ウォルター・サレスの「On the road」(英語だし)とカルロス・レイガダス(またか!)の「POST TENEBRAS LUX」ということで、こうなったら、もう、
ヤケっぱちで、ある視点部門のこれ、をご紹介。
「7デイズ・イン・ハバナ」ハバナがHavana だというところに注目!

7人の監督が1日ずつ撮るオムニバス。
監督で、キューバ人はフアン・カルロス・タビオのみ。
あとは、ベニシオ・デル・トロ、パブロ・トラペロ、フリオ・メデム、
ギャスパー・ノエ、エリア・スレイマン、ローラン・カンテ。
クストリッツァが嬉しそうだし、ミルタ・イバラ、ホルヘ・ペルゴリア、ヴラディミル・クルスといった「苺とチョコレート」のキャスト、それに、「低開発の記憶」のデイジー・グラナドス(もちろん現在の)もクレジットにあるので、探すのも楽しいかも。
これは、もちろん日本で公開されますよ。夏に。
キューバだからってことで。
ある視点部門のラテンアメリカ映画
「Después de Lucia」ミチェル・フランコ(メキシコ)
長編デビューである前作の「Daniel&Ana」 が、すでにカンヌの監督週間に出品されたミチェル・フランコ。本当にあった話(メキシコならではの、特急誘拐!)をもとに兄妹(姉弟?)の
衝撃的なドラマを作り上げて、注目された。
でもね、この監督の作品、イケメンと美人が主役なのだ。今回も父と娘で、娘が美しいの。で、いじめられるわけ。コワいもの観たさってあるかもしれないけど、前作は、予告編観ただけで読めちゃったもんで、観てない。こういうテーマは、スキャンダラスだけど、一歩間違うと後味悪いだけで終わっちゃうというのが、これまでの経験。
今回の作品の予告編がみつからないので
「Daniel&Ana」

「Elefante Blanco」パブロ・トラペロ(アルゼンチン)
快調に作品つくっているパブロ。「カランチョ」に続き、リカルド・ダリン主演。ワーキングタイトルがVillaだったことことからも分かるように、スラム地区が舞台。リカルド・ダリンは神父役。
予告編

「La Playa D.C」フアン・アンドレス・アランゴ(コロンビア)
これが長編デビュー作。行方不明になった弟を捜すため首都ボゴタで生きようとするトマスの物語。

個人的には、同部門に参加している若松監督の三島由紀夫映画を応援!!
映画祭と同時期に映画監督協会主催で開催される監督週間のスペイン・ラテンアメリカ映画は、次回に。
うっふっふ、こっちのほうが面白そうなのだ。