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カンヌ国際映画祭2012のスペイン・ラテンアメリカ映画たち(2/2)

<監督週間のスペイン・ラテンアメリカ映画>
こちらは、何と、驚くなかれ、3月のリビエラ・マヤ映画祭の
RivieraLabのワークインプログレスに出ていた、メキシコの
女性監督作品「Fogo」が上映決定。
DCPへのポストプロダクション費用を獲得したのだが、もう出来たのか?
「Fogo」(英語)
監督:ユレネ・オライソーラ (メキシコ)

ニューファンドランド島でロケ。厳しい自然環境と
主役の男性(地元の人)の表情で、目がひきつけられる映画。
vimeoは貼付けられないのね~ クリップ映像

「3」
監督:パブロ・ストール(ウルグアイ)

懐かしいですねえ、あのウルグアイ映画「ウイスキー」の監督のひとり。
もうひとりの監督、フアン・パブロ・レベリャが自ら命を絶って、しばらく
映画を撮っていなかった。2009年に前作「Hiroshima」(といっても広島とは関係ないんですが)で、監督復帰。それで吹っ切れたのか、今度はコメディ。娘と母とのターニングポイントに、離婚した父が戻って来る、というお話。

「No 」
監督:パブロ・ラライン(チリ)

みなさま、覚えておいででしょうか?
暗い顔でナイト・フィーバーを踊る「トニー・マネロ」。
パブロ・ララインはデビュー作「Fuga」からファンなのだが、
いかんせん、商業公開難しいと思わせる頑さがある。
でも、今回は、ガエル・ガルシア・ベルナル主演!!
その上、舞台は、1988年のチリ。ピノチェト続投か否かの国民投票の
際に行ったNo!と言おうキャンペーンを作り上げた若き広報担当の
話(だと思う)。これは、ガエルの制作会社も出資しているし、
商業公開もありだよね。
映画を紹介するチリのテレビ局


「Infancia Clandestina」
監督:ベンハミン・アビラ(アルゼンチン)

1979年が舞台。軍事政権のアルゼンチン。
まだまだ、このテーマの映画は作られるのね。
でもなあ、折角「瞳は静かに」で市井の人々が
やっと描かれたのに、また反体制側の物語に逆戻り?の
感はぬぐえず。観てみないと分からないけど。
子どもはアンドレスのほうが断然かわいい…。ヾ(▼ヘ▼;)

「La Sirga」
監督:ウィリアム・ベガ(コロンビア)

武力闘争のトラウマから逃れるためにアリシアがたどり着いたのは、
アンデス高地の湖岸にある民宿、La Sira。そこには、唯一の
血縁であるオスカルが、ひとり静かに住んでいた…。

「Sueño y Silencio」
監督:ハイメ・ロサレス(スペイン)

この監督、キューバは、ハバナ郊外のアントニオ・デ・ロス・バーニョスに
ある国際映画テレビ学校の出身。本人はバルセロナ出身。
これはモノクロなのかもしれないけど、物語は、パリに娘たちと住む女性2人が、スペインで休暇を過ごしている時に、何か事件が起こるようだ。
(と、全く興味がないことがバレる書き方をしちまったぜ)
以上、監督週間が面白い、今年のカンヌ映画祭だした。